スラムにもあったエシカルな試み ー Study Tour 2019 in Thailand

こんにちは!
地球社会共生学部1年の菊池洸希です!
今回のブログも夏に行われたスタディツアーについてになります😊

2日目のメインイベントはスラム街ツアー!タイで最大のクロントイスラムを視察してきました。
シーカー・アジア財団
今回スラム街ツアーを行うにあたってご協力頂いたのが、シーカー・アジア財団。クロントイスラムを中心に多くの支援を行っている団体です。
クロントイスラムとは
今回視察したクロントイスラムは冒頭でも言った通り、タイ最大のスラム!
バンコクにあり、チャオプラヤ川に隣接しています。元々はクロントイ港での雇用を求めて集まった人々が作り上げたスラムですが、現在ではタクシーの運転手など様々な職業の方が住んでいるそうです。
しかし現在、再開発の対象となっており立ち退き問題が起こっています。住民には複数の選択肢が用意されているそうですが、住民登録されていない世帯も存在しているので解決にはまだ時間がかかりそうです。
タイのスラムに見た意外な現状
ついにスラム街ツアースタート!
舗装された道路を通って、細い道に入るといきなり大量のゴミが。
「これがスラムか…」衝撃を受けながら先へ進みました。
しかし、その後見たのは想像とは全く違う景色でした。商店もあり、当然のように電気も通っています。家によってはスラムと聞いて想像できないようなものも。
案内してくれた方いわく、ほとんどの家庭にスマホもあるそうで子供たちは家でYouTubeを見るのが好きなんだとか。
自分は何も知らなかったんだなと逆の衝撃を受けた瞬間でした。

ツアー中こんな場面に遭遇しました。
アンリミテッド3年のしょーなさんに少年たちが話しかけてきました。

少年「タイ語話せるの?」
しょ「ちょっとだけね」
少年「ふーん」
スラム発アパレルブランド「FEEMUE」
シーカー・アジア財団はスラムで働く女性を支援するため、スラム発の「FEEMUE KLONG TOEY」というアパレルブランドを立ち上げました。ロゴもプロがデザインしているためシンプルでおしゃれな商品になっています。
縫製所の労働環境も整備されていて、財団運営の図書館と隣接しているので子供の学校が終わっても安心して働けます👍
コミュニティ図書館
先程少し触れましたが、財団の事務所には図書館が併設されています。ここは学校を終えた子供たちが集まる憩いの場となっており、沢山の子供が利用しているそうです。
ここにある本は寄贈された古本がほとんどで、翻訳された後ボランティア団体などにより翻訳したラベルを貼られて送られてきます。
ここで少しの時間でしたが子供たちと交流する機会を頂きました!言語を超えたコミュニケーションができるのはさすが子供だなと感心しました😄
アンリミテッド2年のゆーまさんは少年に攻撃され続けていました😆
どこでもこんな扱いな気がします。
スラムに見た問題
財団の方と話すなかで「いい意味で何も
感じなかった」という意見がでてきました。それは想像していたスラムとは全く違う現状があり、とても悲観するような状況ではなかったからです。
格差世界一とも言われるタイですが、問題は経済面ではないような気がします。ツアーの最初に待ち受けていた大量のゴミ、側溝のような所には虫もわいています。病気にかかっても病院に行きたがらないという現状もあるようで、衛生と健康の大切さを伝えることが重要なのかなと思いました。

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